昨今、iPhoneユーザーの間で話題の「エラー53」について記事にしたいと思います。
アメリカではAppleに対する集団訴訟にまで発展し、一部メディアで大きく報じられました。
「エラー53」とは
「エラー53」とは、iPhoneを非正規の業者で修理した場合、そのハードウェアの変更をiOSがハッキングとして認識するために表示されるものです。このエラーが表示されると、iPhoneは操作不可能になってしまいます。
この現象は、非正規店で修理したTouchID機能を搭載するiPhoneを、iOS9以降にバージョンアップさせると発生します。つまりiPhone6sが発売されている今、多くのiPhoneユーザーがiPhoneを全く操作できなくなる可能性があるのです。
「エラー53」による文鎮化について
このことに対してAppleは十分なアナウンスを行っておらず、一度この「エラー53」になると公式サポートでも復旧不能、過去に非正規店で修理した人は何の警告も無しに突然iPhoneが「文鎮化」してしまうという厄介な問題でした。
この問題に対し、2月19日にAppleは「iOS 9.2.1」をリリース。アップデートすれば、「エラー53」は原則的に起こらず、「文鎮化」したiPhoneも復旧するようになりました。
Apple サポート
https://support.apple.com/ja-jp/HT205628
但し、iTunes経由でアップデートした場合のみ復旧可能で、一般のユーザーがその環境を準備できるかどうかを考えればまだまだ安心できるものではありません。
「エラー53」に対する今後の対応
弊社では、お客様がiPhoneを利用することに不都合がないようにTouchID機能が搭載されているホームボタンの交換修理を実施しないようにいたします。(その他の画面ひび割れ等のパーツ交換修理は行っていきます)他の修理店での修理実施等で不明なこと、不安なことがあれば是非IQにご相談ください。
他の修理店でホームボタンを交換したことがあり、アップデートに不安がある方、また「エラー53」により障害となっている方については、「エラー53」からの復旧を実施しますので是非弊社へお持ち込みください。
「IQは、お客様の大切なiPhoneを守ります。」